わたしは、自分が大切に思っていた才能や、すばらしい人が、
ひとのくだらない悪意や、無神経な批判で叩きのめされるのを、何度も見たことがある。
「わたしは大好きなんだから、そんなこと気にしないで、のびのびやってくれればいいのに」
そう思って、そのひとたちが、自分の好意よりも、愛情もなにもない、まともに読んですらいないひとの悪意を受け取っていることが、くやしくてたまらなかった。
すばらしいものが、悪意でぶち壊しにされていくのは、
正しいものが、まちがっていると否定されたみたいで、本当にくやしかった。
他人が自分のことを評価する視点、他人がつける点数をまともに受け取っていたら、下手したら命までとられると、わたしは思っている。
自分までその評価を鵜呑みにして、受け入れてしまったら終わりだ。
それは、なにより、周りのひとに対しても失礼なことだ。
愛情よりも悪意のほうに真実があるなんて、思ったらおしまいだ。